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藍住町は春先に収穫する洋にんじんの生産地です。すぐれた味覚と色相いをもつ洋にんじんとして 市場で高い人気を得ています。
かつて藍を主産としていた藍住町は、藍の衰退とともに阿波沢庵、しろうりの産地を経て洋にんじんが栽培される ようになりましたが、それぞれの時代に、何を作っても日本一という野菜園芸地帯として注目されてきました。
それには藍作で培ってきた歴史と伝統があることを思い知らされます。
洋にんじんの栽培にも伝統のノウハウが生きていて、勤勉と丁寧な栽培技術がいまも脈々と生き続けています。 また、ビニールのミニハウスで栽培するため、その様子を高所から眺めると、さながら積雪地帯のような風情をみることができ、
冬の風物詩となっています。また、にんじんを原料とした、にんじんジャム（下）やクッキーの研究開発も盛んです。
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